Studio WeeはLove Dogレコードと提携して、同レーベルの作品2種の販売を開始しました。

松本 治『蒼き空に身悶えて』2005年7月24日発売


Love Dog  LDog002

税抜定価2,096円

日本ジャズを代表するトロンボーン奏者にして、ペーソスあふれる「マツモト・ワー ルド」の主・松本治。
名手ぞろいの仲間を集めての、温かくて、懐かしくて、少し奇妙な、噛めば噛むほど 美味し いジャズ

『蒼 き空に身悶えて』によせて…… 山 下洋輔
ある日、松本治の家に、格好いい 大人たちが集まって、それぞれの人生を語り 始める。
すると、クールでシュールでしか も生身の音楽がだんだんと姿を現して来るの であった。

松本 治(トロンボーン、ピアニカ、ヴォイス、ホイッスル)
勝井祐二(ヴァイオリン)
石渡明廣(ギター)
有田純弘(ギター、バンジョー)
水谷浩章(ベース)
高桑英世(フルート、ティン・ホイッスル)
山根公男(クラリネット)

             一部RealPlayerで試聴できます
1. 帰る方法 II
2. みぎとちがうひだり

3. 蒼き空に身悶えて
4. ナガサレル理由

5. 人が来る日
6. ガラスの向こう
7. 人奔る

8. KIMITO
9. 帰る方法



all songs are composed and arranged by Osamu Matsumoto

2004年5〜8月、2005年4月  保谷こもれびホール他で録音
プロデュース: 松本 治

<蒼き空に思う>by 松本 治
    蒼く澄み切った空に爽快感を覚える人ってきっと沢山いるのだろうと思う、でも身を切るような辛さを感じるという人も少なからずいるにちがいないのだ。
    ボクなんかはついつい世の中を自分の主観のみで判断しがちになってしまうのだが、実のところ世間には人口分の主観が存在している。
    ボクにとっての正解は他者にとっては不正解なんてことが山ほど起こっているのが現実で、
    同じような出来事は何層にも重なりあってまるでホワイトノイズのように聞こえてくるに違いない。
    そんなノイズにマスキングされた中からどれほどの情報をくみとることができるんだろう?
    はたしてノイズ=情報の海=様々な主観の中にはどんな共感が隠されているのか?
    今日の僕は「蒼き空」に何を思うのだろう。

    1. 帰る方法 II/あそこからきて…どこに行けばいいんだろう?
    2. みぎとちがうひだり/もちろんそうに違いないとは思うんだけど…ところでどっちが?
    3. 蒼き空に身悶えて/いつでも、どこでも知らないなにかが起こり続けていて、きっと自分がいなくなる日もなにも知らないままに…
    4. ナガサレル理由/楽なんですね〜
    5. 人が来る日/嬉しいような、けだるいような〜何か始まりそうでなにも起こらない、子供の頃はなんだかワクワクしてました。
    6. ガラスの向こう/きっと知らない何かが在るに違いないと思ってしまうのですよそこには。
    7. 人奔る/そうです、そのとおりです。貴方の云う事には間違いありません、まったくそうなんですから。…でもね
    8. KIMITO/なにも言うべき事はありません、好きだと言ってもそれは判りあえるという大前提ではありえないのです。できうれば美しい結末を希望するのみ です。
    9. 帰る方法/そういえばあそこってどこなんだ?

松本 治(まつもと・おさむ)
◎山下洋輔、渡辺香津美、渋谷毅、はにわオールスターズなどのライヴ、コンサート、レコーディングに多数参加。渡辺香津美ロマネスクや2001年の山下洋 輔ニューヨークでのレコーディングではトロンボーン演奏、アレンジ、コンダクトを手がける。
◎ジョージ・ラッセルのオーケストラ、ナタリー・コールのジャパン・ツアーにもソロ、リード・プレイヤーとして参加。
◎レコーディング・ミュージシャン、アレンジャーとして多数のアルバムに参加。「筒井康隆断筆祭」の音楽アレンジ、自由劇場(ティンゲル・タンゲル)での 音楽監督、映画『東京上空いらっしゃいませ』の音楽を担当。2003年横浜ベイスターズ応援歌「ベイスターズ・ジャンプ」のビッグ・バンド・アレンジ、 2005年1月には東京オペラシティ「ジャズマン忠臣蔵」の音楽アレンジ、大竹しのぶコンサート「恋心〜思ひは時間を超えて、今も昔も〜」楽曲作曲、編曲 など多方面にわたる音楽活動を続けている。洗足学園音楽大学の講師もつとめている。


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Love Dogレコード 既発売作品

松本 治『和風(Wahoo)』

Love Dog  LDog001

税抜定価2,381円

日本ジャズを代表するトロンボーン奏者にして、汎アジア的「マツモト・ワールド」 の主・松本 治。
初めてその全貌を現わした初リーダー作。LOVE DOGレコード第1弾。

『和 風(Wahoo)』によせ て……山 下洋輔
プレイヤー・作曲家・編曲家・音 楽監督・コンダクターとして経験をつみなが ら、
松本治はこんな面白いことを考え ていたのか…。

松本 治(トロンボーン、ピアニカ、ヴォイス)
芳垣安洋(ドラムス、パーカッション)
高良久美子(マリンバ、ヴィブラフォン、パーカッション)
水谷浩章(ベース)

1. 空に敵意・地には毒・心に平和
2. 交差点の向こう
3. 錯綜する自我
4. 和風
5. 移動する文字盤
6. 「1963」
7. 黄昏のボードヴィル
8. 人参・牛蒡・白菜

all songs are composed and arranged by Osamu Matsumoto

2001年12月、2003年2月  吉祥寺GOKサウンド・スタジオで録音
プロデュース: 松本 治

本作品は2003年3月に発表されましたが、ライヴ会場などに限定して販売され、一般CD小売店では発売されなかったものです。

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